Vol.01 TGR 86/BRZ Race 2016 ツインリンクもてぎ
2016.04.06
3月31日(木)練習走行
2016 86/BRZ RACEが栃木県の「ツインリンクもてぎ」で開幕を向かえた。大阪トヨタ86レーシングチームも2・3月のテストを実行しツインリンクもてぎに乗り込みました。
もてぎはブレーキに厳しいサーキット、昨年度も開幕戦でブレーキには悩まされつづけたが、今回は事前にディクセル様よりブレーキについてサポートを受け現地で確認することになった。
初日の練習走行は3枠、まずはブレーキの確認から入り車両の状態をチェック、各チームの状況も見極めながら練習走行をすすめる。
車両・ブレーキは上々のフィーリングですが、やはりブレーキに厳しいサーキット、フロントのブレーキに異常が見られ、急遽対応を余儀なくされる。
しかし本年度は現地でもディクセル様にアドバイスをいただきブレーキについては方向性を決めることができた。
4月1日(金)専有走行
朝一の占有走行は公式のタイムアタックとなる。
ブレーキは昨年度のレース全般で使用した信頼性の高いタイプをチョイスし結果を観ることにした。タイヤの確認や足回りのセッティングを試し、13位のタイムで終了。 気になるブレーキも対応ができると判断、午後の練習走行では足回りの微調整などで若干のタイムアップは図れたもののトップとはまだまだ差が詰め切れず、予選に向けた最後の整備に時間を費やすことになる。
持ち込んだマテリアルが裏目に出た状況にはあるが、昨年と違いエンジニアとドライバーには信頼感からか、何か余裕を感じる2日目でした。
4月2日(土)予選
86/BRZプロクラスでは予選の結果が決勝レースの展開を大きく左右する。
本日からエンジニアも研修でレースに参加する。大阪トヨタ86レーシングは昨年同様、86レースをエンジニアの育成の場とし活動している。
先輩・後輩が協力し合い、正確でスピーディーな作業を覚える。
もちろん他チームに負けまいと知恵を限界まで出し切り、コミュニケーションを取り合う。
安全に信頼性の高い車両をドライバーに供給することに時間を惜しまずに行う。
研修体とすることで、数多くのエンジニアが参加するスタイルは今年も変わらない。
予選が始まる。トモアキ選手は慎重にスタートするが、アウトラップでいきなり渋滞に巻き込まれ思うようにタイヤとブレーキを暖めきれない状況下、一番タイムをたたき出しやすい2周目にアタックをしかける。しかし、タイヤ・ブレーキの性能を出し切れずタイムが伸ばせない。トモアキ選手は作戦を切替え、ピットで体制を整える。
最後の5分で出走、再度アウトラップを行いベストラップを刻むも、13位の結果となる。
上位ほとんどがタイヤの状態の良い2周目でベストタイムを出している中、5周目の悪条件でのベストタイムは昨シーズンではありえない。
18位までがコースレコードという非常にハイレベルな予選となりましたが、順位を落とした原因がはっきりしており、決勝レースに向けて希望の持てる内容でありました。
4月3日(日)決勝
朝から雨まじりのコンディション。13番グリッドは予選最高位となり、何とか上位をうかがえるポジションである。
トモアキ選手はエンジニアと握手を交わし、スタートに集中する。エンジニア達も緊張感にあふれた表情を見せる。
スタートを無難に切ることに成功したトモアキ選手、前方にも後方にも豪華なプロフェッショナルドライバーばかりで順位を上げることなど至難に思えたが、1周目から順調に順位を上げる。
ハーフウエットの非常に難しいコンディションの中、前半はトップより2秒以上早いタイムで追い上げる。後半まで、ファステストタイムを更新し続け、順位を7番手まで上げるが、攻め続けたブレーキはあと2周で苦しくなる。
しかし、ディクセル様のアドバイスを受けていたトモアキ選手は冷静にマシンをコントロールし、前方に迫るもそのままチェッカーとなった。
チーム コメント
今シーズン開幕戦を初入賞の7位という結果で終えることができました。今回は事前テストからディクセル様のアドバイスを受け、また現地でもサポートをいただくことができ、ブレーキサーキットのもてぎを戦い抜くことができました。チームもエンジニア達も昨年よりも落ち着いてレースウイークを過ごすことが出来たと思います。
また、何といっても、グッドイヤータイヤの性能の高さがわれわれを救ってくれました。課題も多くあり、まだまだ成長しないとダメなチームですが、素晴らしいサプライヤーと共に全てを楽しんで今シーズンを戦い抜こうと思います。
2016 86/BRZ RACEが栃木県の「ツインリンクもてぎ」で開幕を向かえた。大阪トヨタ86レーシングチームも2・3月のテストを実行しツインリンクもてぎに乗り込みました。
もてぎはブレーキに厳しいサーキット、昨年度も開幕戦でブレーキには悩まされつづけたが、今回は事前にディクセル様よりブレーキについてサポートを受け現地で確認することになった。
初日の練習走行は3枠、まずはブレーキの確認から入り車両の状態をチェック、各チームの状況も見極めながら練習走行をすすめる。
車両・ブレーキは上々のフィーリングですが、やはりブレーキに厳しいサーキット、フロントのブレーキに異常が見られ、急遽対応を余儀なくされる。
しかし本年度は現地でもディクセル様にアドバイスをいただきブレーキについては方向性を決めることができた。
4月1日(金)専有走行
朝一の占有走行は公式のタイムアタックとなる。
ブレーキは昨年度のレース全般で使用した信頼性の高いタイプをチョイスし結果を観ることにした。タイヤの確認や足回りのセッティングを試し、13位のタイムで終了。 気になるブレーキも対応ができると判断、午後の練習走行では足回りの微調整などで若干のタイムアップは図れたもののトップとはまだまだ差が詰め切れず、予選に向けた最後の整備に時間を費やすことになる。
持ち込んだマテリアルが裏目に出た状況にはあるが、昨年と違いエンジニアとドライバーには信頼感からか、何か余裕を感じる2日目でした。
4月2日(土)予選
86/BRZプロクラスでは予選の結果が決勝レースの展開を大きく左右する。
本日からエンジニアも研修でレースに参加する。大阪トヨタ86レーシングは昨年同様、86レースをエンジニアの育成の場とし活動している。
先輩・後輩が協力し合い、正確でスピーディーな作業を覚える。
もちろん他チームに負けまいと知恵を限界まで出し切り、コミュニケーションを取り合う。
安全に信頼性の高い車両をドライバーに供給することに時間を惜しまずに行う。
研修体とすることで、数多くのエンジニアが参加するスタイルは今年も変わらない。
予選が始まる。トモアキ選手は慎重にスタートするが、アウトラップでいきなり渋滞に巻き込まれ思うようにタイヤとブレーキを暖めきれない状況下、一番タイムをたたき出しやすい2周目にアタックをしかける。しかし、タイヤ・ブレーキの性能を出し切れずタイムが伸ばせない。トモアキ選手は作戦を切替え、ピットで体制を整える。
最後の5分で出走、再度アウトラップを行いベストラップを刻むも、13位の結果となる。
上位ほとんどがタイヤの状態の良い2周目でベストタイムを出している中、5周目の悪条件でのベストタイムは昨シーズンではありえない。
18位までがコースレコードという非常にハイレベルな予選となりましたが、順位を落とした原因がはっきりしており、決勝レースに向けて希望の持てる内容でありました。
4月3日(日)決勝
朝から雨まじりのコンディション。13番グリッドは予選最高位となり、何とか上位をうかがえるポジションである。
トモアキ選手はエンジニアと握手を交わし、スタートに集中する。エンジニア達も緊張感にあふれた表情を見せる。
スタートを無難に切ることに成功したトモアキ選手、前方にも後方にも豪華なプロフェッショナルドライバーばかりで順位を上げることなど至難に思えたが、1周目から順調に順位を上げる。
ハーフウエットの非常に難しいコンディションの中、前半はトップより2秒以上早いタイムで追い上げる。後半まで、ファステストタイムを更新し続け、順位を7番手まで上げるが、攻め続けたブレーキはあと2周で苦しくなる。
しかし、ディクセル様のアドバイスを受けていたトモアキ選手は冷静にマシンをコントロールし、前方に迫るもそのままチェッカーとなった。
チーム コメント
今シーズン開幕戦を初入賞の7位という結果で終えることができました。今回は事前テストからディクセル様のアドバイスを受け、また現地でもサポートをいただくことができ、ブレーキサーキットのもてぎを戦い抜くことができました。チームもエンジニア達も昨年よりも落ち着いてレースウイークを過ごすことが出来たと思います。
また、何といっても、グッドイヤータイヤの性能の高さがわれわれを救ってくれました。課題も多くあり、まだまだ成長しないとダメなチームですが、素晴らしいサプライヤーと共に全てを楽しんで今シーズンを戦い抜こうと思います。