Vol.09 TGR 86/BRZ Race 2016 富士スピードウェイ
2016.11.30
2016年シーズン最後のレース!舞台は富士スピードウェイ。
前回の鈴鹿にてランキングは決定しているが、大阪トヨタ86レーシングチームにとってはシーズンどこまで成長できたのか確かめる貴重なレース。 今年度圧倒的な強さを見せるブリジストン(BS)勢に巻き返しを図るべく、
富士第4戦より新タイヤを投入したヨコハマ(YH)、十勝戦よりグッドイヤー(GY)・ダンロップ(DL)タイヤ勢復活の兆しもありタイヤメーカーバトルもこの富士特別戦が最終戦となる。 週半ばの積雪、決勝前夜の雨、D1車両のデモラン・ヴィッツレースによる路面の状態もマシンのコンディションに大きく影響を与えることが予想されるレース展開の全く読めないレース展開となりました。
鈴鹿サーキットで行われた最終戦で年間8戦のシリーズが終了しているTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZレースですが、年間のポイントランキング上位20位以上のチームが招待される特別戦が11月27日に富士スピードウェイにて開催されました。
“大阪トヨタ86レーシング”チームも昨年に引き続き上位12位の位置につけていた為、この晴れ舞台にご招待を頂きました。
各チーム共、本気のプロドライバーの参戦となり、去年以上の盛り上がりでした。24日の練習走行並びに25日の専有走行(公式タイム計測)に万全の態勢で挑むべく23日に現地入りするも、前日からの雪の影響で両日とも中止となり、大変厳しい幕開けのレース開催となりました。
前回の鈴鹿戦でランキングは決定した今年度の86/BRZレース活動でありましたが、来年度を見据えた中で、もう一度本年度の総括としてこのチームでどれだけの順位とタイムを残せるのか、今一度確認ができる他にないチャレンジの場と位置付け参加することとなりました。今回も各自がテーマを持ってこの特別戦に挑み、役割をしっかり果たすことで86/BRZプロクラスで、「どの位置まで成長できたか?」、「昨年の実績を上回れるのか?」確かめたいと思います。
11月26日(土)予選
今回のレースは今までに経験のない、練習走行無しのぶっつけ本番で予選のスタート。今年1年間の活動の真価が問われる瞬間。
トモアキ選手は慎重にアウトラップをこなし、タイムアタックに入る。しかし周半ばの雪が大きく影響しコースは所どころ濡れた場所が残るコースコンディション。
周りの気温も低くタイヤの発熱に影響、思った以上に温度が上がらずペースを上げる事が出来ない苦しい周回が続いた。
そんな状況下でも落ち着いた走りを見せ4週目にベストラップを出しマシンをピットに向けた。
コースの状況をじっと見つめるトモアキ選手、明日の決勝を見据えてタイヤを温存するか更にタイムを削るべくラップを重ねるか限られた時間の中で難しい選択を迫られる。
悩みに悩んだ未ピットを出るもプロ・クラブマン混走という難しい環境下で思うようにペースを上げる事が出来なかった。
予選の暫定結果は10位だが、他チームがペナルティを受けたため、順位を一つ上げ9位と上位入賞圏内のポジションを獲得することとなった。
明日の決勝に磐石の体制で挑むべくマシンセット見直しを実施。段取り良く整備を行い初日は終了した。
11月27日(日)決勝
決勝当日、前夜から降り出した雨は明け方に上がったものの、冬の曇り空の下では、路面はなかなか乾かず、セミウェットの状態となる。
朝からのイベントやヴィッツレース等の車両走行によりレコードライン付近は乾き始めて行ったことでレース展開が全く読めない状況が重なる。
しかしながらトモアキ選手にとって富士スピードウェイは得意なコースであり昨年の特別戦ではポールポジションを獲得した実績もある。今回も何かが起こりそうな予感。
スタート直後混乱に巻き込まれる事もなく、冷静にスタートを決めレース序盤からコンスタントにタイムを刻むトモアキ選手、周回を重ねるごとに順位を上げ、8周目に5位までランクアップ!
そのまま強豪ひしめく上位勢の中で順位をキープし、今季最高順位の5位でチェッカーフラッグを受けた!
今まで蓄積してきたデータ、積み重ねてきた分析が活かされた瞬間でもあり、各自が役割をしっかり果たす事ができ、チームの成長を実感できるレース結果となった。
チーム コメント
今回で2回目の特別戦への参加となりました。
繰り上がり参加となった前回と違いTOP20に入り、自分達で勝ち取った出場権であり、昨年以上に参加チームの盛り上がりを感じながらも大阪トヨタ86レーシングチームとして、シリーズ戦最高位以上の結果を目指し挑みました。
雪の影響でレースウィークに持ち込んだメニューがこなせずにぶっつけ本番となったレースでありましたが、「実力テスト」とチームで理解し全力投球で、
今持っているチーム力を試す良い機会となりました。
結果、「予選シングル・決勝5位」と最低限の目標もクリアすることができ、チームの成長を感じた良い締めくくりとなりました。
来年度は「当社創立90周年」を向かえ、より一層盛り上がり、社員の皆様と一緒に喜び合いたいと思いますので、ご支援を宜しくお願い致します。
一年間、ご支援いただいたサプライヤー各社の皆様方には来年度の活躍を約束いたしますので、引き続きのご支援をお願い申し上げます。本当に有難うございました。
前回の鈴鹿にてランキングは決定しているが、大阪トヨタ86レーシングチームにとってはシーズンどこまで成長できたのか確かめる貴重なレース。 今年度圧倒的な強さを見せるブリジストン(BS)勢に巻き返しを図るべく、
富士第4戦より新タイヤを投入したヨコハマ(YH)、十勝戦よりグッドイヤー(GY)・ダンロップ(DL)タイヤ勢復活の兆しもありタイヤメーカーバトルもこの富士特別戦が最終戦となる。 週半ばの積雪、決勝前夜の雨、D1車両のデモラン・ヴィッツレースによる路面の状態もマシンのコンディションに大きく影響を与えることが予想されるレース展開の全く読めないレース展開となりました。
鈴鹿サーキットで行われた最終戦で年間8戦のシリーズが終了しているTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZレースですが、年間のポイントランキング上位20位以上のチームが招待される特別戦が11月27日に富士スピードウェイにて開催されました。
“大阪トヨタ86レーシング”チームも昨年に引き続き上位12位の位置につけていた為、この晴れ舞台にご招待を頂きました。
各チーム共、本気のプロドライバーの参戦となり、去年以上の盛り上がりでした。24日の練習走行並びに25日の専有走行(公式タイム計測)に万全の態勢で挑むべく23日に現地入りするも、前日からの雪の影響で両日とも中止となり、大変厳しい幕開けのレース開催となりました。
前回の鈴鹿戦でランキングは決定した今年度の86/BRZレース活動でありましたが、来年度を見据えた中で、もう一度本年度の総括としてこのチームでどれだけの順位とタイムを残せるのか、今一度確認ができる他にないチャレンジの場と位置付け参加することとなりました。今回も各自がテーマを持ってこの特別戦に挑み、役割をしっかり果たすことで86/BRZプロクラスで、「どの位置まで成長できたか?」、「昨年の実績を上回れるのか?」確かめたいと思います。
11月26日(土)予選
今回のレースは今までに経験のない、練習走行無しのぶっつけ本番で予選のスタート。今年1年間の活動の真価が問われる瞬間。
トモアキ選手は慎重にアウトラップをこなし、タイムアタックに入る。しかし周半ばの雪が大きく影響しコースは所どころ濡れた場所が残るコースコンディション。
周りの気温も低くタイヤの発熱に影響、思った以上に温度が上がらずペースを上げる事が出来ない苦しい周回が続いた。
そんな状況下でも落ち着いた走りを見せ4週目にベストラップを出しマシンをピットに向けた。
コースの状況をじっと見つめるトモアキ選手、明日の決勝を見据えてタイヤを温存するか更にタイムを削るべくラップを重ねるか限られた時間の中で難しい選択を迫られる。
悩みに悩んだ未ピットを出るもプロ・クラブマン混走という難しい環境下で思うようにペースを上げる事が出来なかった。
予選の暫定結果は10位だが、他チームがペナルティを受けたため、順位を一つ上げ9位と上位入賞圏内のポジションを獲得することとなった。
明日の決勝に磐石の体制で挑むべくマシンセット見直しを実施。段取り良く整備を行い初日は終了した。
11月27日(日)決勝
決勝当日、前夜から降り出した雨は明け方に上がったものの、冬の曇り空の下では、路面はなかなか乾かず、セミウェットの状態となる。
朝からのイベントやヴィッツレース等の車両走行によりレコードライン付近は乾き始めて行ったことでレース展開が全く読めない状況が重なる。
しかしながらトモアキ選手にとって富士スピードウェイは得意なコースであり昨年の特別戦ではポールポジションを獲得した実績もある。今回も何かが起こりそうな予感。
スタート直後混乱に巻き込まれる事もなく、冷静にスタートを決めレース序盤からコンスタントにタイムを刻むトモアキ選手、周回を重ねるごとに順位を上げ、8周目に5位までランクアップ!
そのまま強豪ひしめく上位勢の中で順位をキープし、今季最高順位の5位でチェッカーフラッグを受けた!
今まで蓄積してきたデータ、積み重ねてきた分析が活かされた瞬間でもあり、各自が役割をしっかり果たす事ができ、チームの成長を実感できるレース結果となった。
チーム コメント
今回で2回目の特別戦への参加となりました。
繰り上がり参加となった前回と違いTOP20に入り、自分達で勝ち取った出場権であり、昨年以上に参加チームの盛り上がりを感じながらも大阪トヨタ86レーシングチームとして、シリーズ戦最高位以上の結果を目指し挑みました。
雪の影響でレースウィークに持ち込んだメニューがこなせずにぶっつけ本番となったレースでありましたが、「実力テスト」とチームで理解し全力投球で、
今持っているチーム力を試す良い機会となりました。
結果、「予選シングル・決勝5位」と最低限の目標もクリアすることができ、チームの成長を感じた良い締めくくりとなりました。
来年度は「当社創立90周年」を向かえ、より一層盛り上がり、社員の皆様と一緒に喜び合いたいと思いますので、ご支援を宜しくお願い致します。
一年間、ご支援いただいたサプライヤー各社の皆様方には来年度の活躍を約束いたしますので、引き続きのご支援をお願い申し上げます。本当に有難うございました。