Vol.08 TGR 86/BRZ Race 2016 鈴鹿サーキット
2016.11.02
2016年シーズンもいよいよ最終戦!鈴鹿サーキットが舞台となる。
前回の第7戦十勝にてシリーズチャンピオンは決定しているが、大阪トヨタ86レーシングチームにとってはシーズンを締めくくる大切なレース。
事前に鈴鹿にてテストを行い初の表彰台を目指しレースに挑む。
前回よりグッドイヤー(GY)・ダンロップ(DL)タイヤ勢も復活の兆しを見せ、ブリジストン(BS)、ヨコハマ(YH)を含めたタイヤメーカーバトルも最後に盛り上がる状況で最終戦が繰り広げられる。
スーパーフォーミュラーも開催され、路面状態の変化がマシンのコンディションに大きく影響を与えることが予想され、日々の対応が順位を決するレースになるであろう。
10月27日(木)練習走行
鈴鹿サーキットの事前テストを基に、セットアップを行ってきたメンバー達に見守られ練習走行が始まる。
十分に準備は行ってきたが、エンジニアにとっては不安に押し潰されそうな気持と期待に胸を膨らませる気持で複雑な心境である。
初日の練習走行予定は4枠、32号車に乗りこんだトモアキ選手は早々に好タイムをマーク。
メンバーの気持ちが高まる。この調子で予選は5番手以内を目標に事前に予定していたメニューを順調にこなしていくが、明日の公式タイム計測(専有走行)は雨の予報。
チームは急遽作戦変更を余儀なくされる。走行枠を1枠増やし、明日の雨に備えたセットアップを行い初日が終了。
86/BRZレースでのエンジニア研修は今回2名が参加、テスト走行を含めると5名が新たに86レースに加わった。
10月28日(金)専有走行
2日目、本日よりテントを張ってのパドック作業となる。
走行枠は練習走行と専有走行の2枠。
天候は予報通り曇りから雨となり、エンジニアは雨が降る前に手際よくレースカーの整備を済ませ専有走行に備える。
昨年とは違いエンジニア達の動きも見違えるほど向上し今年の成績に繋がっている。
公式タイムアタック(専有走行)では、シーズン中盤から上位を占めるブリジストンタイヤ(BS)勢が今回も好タイムを叩き出し、1位から3位を独占。
4位から6位はグッドイヤータイヤ(GY)・ダンロップタイヤ(DL)勢となり、GY・DL勢の反撃が予想される結果となる。トモアキ選手は雨の降る中、順調に周回を重ね見事5番手タイムをマーク。
しかし、雨の中で出走していないトップドライバーもあり、実質10番手と見るのが妥当であろう。
エンジニア達は雨のセットから素早く晴れのセットに変更し明日の予選に向けた準備を終え2日目を終了した。
10月29日(土)予選
3日目、天候は晴れ。予選にアタック出来る時間は20分間。
ベストタイムを出すために、コースが綺麗で一番コンディションの良い先頭を陣取ろうと各チームが慌ただしく動き出す。
トモアキ選手は落ち着いて32号車をコースへと走らせる。
入念にアウトラップをこなしアタックに入ったが、第7戦の十勝予選に引続き、またもや予選でのトラブルが発生、他車がガス欠の為コース内でストップ、赤旗中断となる。
マシンをピットに戻し再スタートを待つトモアキ選手。86/BRZプロクラスでは、予選一周で好タイムを出すことは容易ではない。
そんな中、再スタートを切るトモアキ選手は果敢にタイムアタックを繰り返す。
しかし、赤旗中にタイヤのおいしい部分を使い切ってしまいタイムが伸ばせず15位で終了。
練習が好調であっただけに、好タイムを出そうと周回が多くなったことで決勝のタイヤコンディションに不安を残す結果となってしまう。
チームは決勝に課題を抱えながらも気持ちを切り替え明日に備え入念にミーティングを行い、決勝用のセッティングに変更。
入賞圏内からのスタートが叶わず、悔しい予選となりました。
10月30日(日)決勝
朝から快晴。今回の決勝レースには、大阪トヨタの「来年度内定者への研修」を実施する。
第2戦岡山国際サーキットでは「新人エンジニア研修」を実施。
大阪トヨタは社員のモチベーションアップ、「エンジニアのやりがい向上」と「車好きを増やす」をテーマに研修体を取り入れ、86/BRZレースにおける社員育成にチャレンジしている。
今回は、応援・研修生を含め、総勢50人余りの社員が大阪トヨタのパドックを取り囲む。
トモアキ選手自身がマイクを取り、講師となり楽しい講話も行われる。初めてサーキットに来る研修生はレースカーの説明に熱心に耳を傾けた。
応援者は、32号車のメインカラーのピンク色のタオルを掲げ、32号車を決勝グリッドに送り込む。トモアキ選手は、15番グリッドからスタート。
好スタートも1コーナーの混乱で順位を落としてしまう。クラッシュするマシンがいる中、予選で酷使したタイヤと相談しながら冷静にレースを運び、前方車をパスし続け順位を戻すがタイヤも限界に達し、後半はペースが上がらず15位でチェッカーを受ける。
後に駆動系にトラブルが判り、ペースが上がらなかった要因とも考えられるが悔しい最終戦となりました。しかし、レース後もトモアキ選手は内定者や応援者へレースの醍醐味を語り最後まで楽しませてくれました。
このレースウィークを通じて、「会社の為に!チームの為に!」と抜群のコンビネーションを発揮してくれたエンジニアや来年度から仲間として大阪トヨタで一緒に働く内定者の皆様、本当にお疲れ様でした。
この経験で得た自信や楽しさをもとに、しっかりとお客様の車のメンテナンスとアドバイスをお願いします。
チーム コメント
今回は今年の締めくくりとなり、たくさんの応援者が見守る中でのレースとなりました。
事前の練習走行でも好タイムを出していたこともあり、今年の最上位を狙いチーム一丸となることをテーマに戦いましたが、他チームのパフォーマンスもすばらしく、まだまだチーム力の不足を実感することになりました。
今シーズンの反省をしっかりと行い次のステップに向かってチャレンジして行きたいと思います。
シーズンを通してサポートいただいたサプライヤーの皆様、本当にありがとうございました。
今シーズンは少しだけ成長した大阪トヨタ86レーシングでありましたが、チャレンジ精神だけはまだまだ持ち続けていきますので、今後ともよろしくお願いします。
最後に、テストにレースにとエンジニアの皆様、ありがとうございます。
レースに参加し何かを感じ、今後も店舗で成長していって下さい。
また、活動を支えてくださったスタッフ、レース活動に理解を頂きチャレンジする機会を与えてくださった会社に御礼を申し上げます。
前回の第7戦十勝にてシリーズチャンピオンは決定しているが、大阪トヨタ86レーシングチームにとってはシーズンを締めくくる大切なレース。
事前に鈴鹿にてテストを行い初の表彰台を目指しレースに挑む。
前回よりグッドイヤー(GY)・ダンロップ(DL)タイヤ勢も復活の兆しを見せ、ブリジストン(BS)、ヨコハマ(YH)を含めたタイヤメーカーバトルも最後に盛り上がる状況で最終戦が繰り広げられる。
スーパーフォーミュラーも開催され、路面状態の変化がマシンのコンディションに大きく影響を与えることが予想され、日々の対応が順位を決するレースになるであろう。
10月27日(木)練習走行
鈴鹿サーキットの事前テストを基に、セットアップを行ってきたメンバー達に見守られ練習走行が始まる。
十分に準備は行ってきたが、エンジニアにとっては不安に押し潰されそうな気持と期待に胸を膨らませる気持で複雑な心境である。
初日の練習走行予定は4枠、32号車に乗りこんだトモアキ選手は早々に好タイムをマーク。
メンバーの気持ちが高まる。この調子で予選は5番手以内を目標に事前に予定していたメニューを順調にこなしていくが、明日の公式タイム計測(専有走行)は雨の予報。
チームは急遽作戦変更を余儀なくされる。走行枠を1枠増やし、明日の雨に備えたセットアップを行い初日が終了。
86/BRZレースでのエンジニア研修は今回2名が参加、テスト走行を含めると5名が新たに86レースに加わった。
10月28日(金)専有走行
2日目、本日よりテントを張ってのパドック作業となる。
走行枠は練習走行と専有走行の2枠。
天候は予報通り曇りから雨となり、エンジニアは雨が降る前に手際よくレースカーの整備を済ませ専有走行に備える。
昨年とは違いエンジニア達の動きも見違えるほど向上し今年の成績に繋がっている。
公式タイムアタック(専有走行)では、シーズン中盤から上位を占めるブリジストンタイヤ(BS)勢が今回も好タイムを叩き出し、1位から3位を独占。
4位から6位はグッドイヤータイヤ(GY)・ダンロップタイヤ(DL)勢となり、GY・DL勢の反撃が予想される結果となる。トモアキ選手は雨の降る中、順調に周回を重ね見事5番手タイムをマーク。
しかし、雨の中で出走していないトップドライバーもあり、実質10番手と見るのが妥当であろう。
エンジニア達は雨のセットから素早く晴れのセットに変更し明日の予選に向けた準備を終え2日目を終了した。
10月29日(土)予選
3日目、天候は晴れ。予選にアタック出来る時間は20分間。
ベストタイムを出すために、コースが綺麗で一番コンディションの良い先頭を陣取ろうと各チームが慌ただしく動き出す。
トモアキ選手は落ち着いて32号車をコースへと走らせる。
入念にアウトラップをこなしアタックに入ったが、第7戦の十勝予選に引続き、またもや予選でのトラブルが発生、他車がガス欠の為コース内でストップ、赤旗中断となる。
マシンをピットに戻し再スタートを待つトモアキ選手。86/BRZプロクラスでは、予選一周で好タイムを出すことは容易ではない。
そんな中、再スタートを切るトモアキ選手は果敢にタイムアタックを繰り返す。
しかし、赤旗中にタイヤのおいしい部分を使い切ってしまいタイムが伸ばせず15位で終了。
練習が好調であっただけに、好タイムを出そうと周回が多くなったことで決勝のタイヤコンディションに不安を残す結果となってしまう。
チームは決勝に課題を抱えながらも気持ちを切り替え明日に備え入念にミーティングを行い、決勝用のセッティングに変更。
入賞圏内からのスタートが叶わず、悔しい予選となりました。
10月30日(日)決勝
朝から快晴。今回の決勝レースには、大阪トヨタの「来年度内定者への研修」を実施する。
第2戦岡山国際サーキットでは「新人エンジニア研修」を実施。
大阪トヨタは社員のモチベーションアップ、「エンジニアのやりがい向上」と「車好きを増やす」をテーマに研修体を取り入れ、86/BRZレースにおける社員育成にチャレンジしている。
今回は、応援・研修生を含め、総勢50人余りの社員が大阪トヨタのパドックを取り囲む。
トモアキ選手自身がマイクを取り、講師となり楽しい講話も行われる。初めてサーキットに来る研修生はレースカーの説明に熱心に耳を傾けた。
応援者は、32号車のメインカラーのピンク色のタオルを掲げ、32号車を決勝グリッドに送り込む。トモアキ選手は、15番グリッドからスタート。
好スタートも1コーナーの混乱で順位を落としてしまう。クラッシュするマシンがいる中、予選で酷使したタイヤと相談しながら冷静にレースを運び、前方車をパスし続け順位を戻すがタイヤも限界に達し、後半はペースが上がらず15位でチェッカーを受ける。
後に駆動系にトラブルが判り、ペースが上がらなかった要因とも考えられるが悔しい最終戦となりました。しかし、レース後もトモアキ選手は内定者や応援者へレースの醍醐味を語り最後まで楽しませてくれました。
このレースウィークを通じて、「会社の為に!チームの為に!」と抜群のコンビネーションを発揮してくれたエンジニアや来年度から仲間として大阪トヨタで一緒に働く内定者の皆様、本当にお疲れ様でした。
この経験で得た自信や楽しさをもとに、しっかりとお客様の車のメンテナンスとアドバイスをお願いします。
チーム コメント
今回は今年の締めくくりとなり、たくさんの応援者が見守る中でのレースとなりました。
事前の練習走行でも好タイムを出していたこともあり、今年の最上位を狙いチーム一丸となることをテーマに戦いましたが、他チームのパフォーマンスもすばらしく、まだまだチーム力の不足を実感することになりました。
今シーズンの反省をしっかりと行い次のステップに向かってチャレンジして行きたいと思います。
シーズンを通してサポートいただいたサプライヤーの皆様、本当にありがとうございました。
今シーズンは少しだけ成長した大阪トヨタ86レーシングでありましたが、チャレンジ精神だけはまだまだ持ち続けていきますので、今後ともよろしくお願いします。
最後に、テストにレースにとエンジニアの皆様、ありがとうございます。
レースに参加し何かを感じ、今後も店舗で成長していって下さい。
また、活動を支えてくださったスタッフ、レース活動に理解を頂きチャレンジする機会を与えてくださった会社に御礼を申し上げます。