Vol.03 TGR 86/BRZ Race 2015 富士スピードウェイ
2015.06.10
6月2日(火)レース事前練習
前回ニュースペック(Vスペック)を投入したGYタイヤのお膝下、富士スピードウェイで迎える第3戦、大阪トヨタ86レーシングチームも気合を入れて臨む為、6/2に先乗を行いテスト走行に臨む。
しかし、早くも慣らし走行が終わった練習走行の2枠目早々でマシントラブルが発生! 駆動系の修理をせざるを得ない状況になる。
またもや予想外の展開である。結局、テストで予定してあったメニューをこなせずに事前練習が終了した。
6/3(水)はパーツの調達に時間を使い、修復作業は夜遅くまで行うという波乱含みの展開で第3戦のレースウィークに突入することになった。
6月4日(木)レースウィーク初日(練習走行)
今回挑むプロクラスのエントリーはなんと43台、我チームが上位に食込むためには、予選での上位獲得が第一関門となる。
事前練習でのマシントラブルが響き、テスト課題を消化しつつセッティングを煮詰めることに集中するが、走行を重ねるごとに気になる他チームのタイム。
我チームは持込みセットの状態が良かったのか?練習走行で好タイムをたたき出すも、トップとのタイム差はまだ詰まらない状況で初日練習走行を終了した。
6月5日(金)予選前日
前回同様、エンジニアの一番忙しい日である。
今回は本部1名、店舗からは初参加の1名を含む3名のエンジニアが参加している。日頃の恵まれた整備環境と違い戸惑いながらも懸命に整備を続けるエンジニア達。
パドックは各チームのアイデアや工夫が満載で自動車に関わる仕事をしている者にとっては、観ていてとても楽しい部分でもある。観戦に来られた折にはこういったところも楽しむポイントになるので、興味のある方は是非観て行ってほしい。
気になる走行タイムについてだが、2日目は練習走行枠が無く、専有走行1回のみという悩ましい環境の中、各チームはタイムアタックを開始する。
結果、同じGYタイヤを履く服部選手がダントツの速さを見せたのだ!何かまだ考える余地はある。
エンジニアとトモアキ選手は不安を隠せないまま、予選を迎えることになった。
6月6日(土)予選
使用するタイヤセットに最後まで悩みながらも、エンジニアは他チームにないセットで予選を戦うことを決定する。
トモアキ選手は予選トップの服部選手に続きコースイン!アタックを2度行うもタイムは思うように伸びない。決勝でのタイヤの摩耗を考えアタックを切上げた。
予選での好位置がかなわず20位/43台中で終了した。予選トップは前日の専有走行でダントツのタイムを叩き出した服部選手が獲得した。ダントツの強さを誇る王者谷口選手を余裕で抑えきったのである。「GYタイヤは進化した!」ことを実証してくれたのである。
我々の予選結果は、タイヤセットが裏目に出た結果であったが、トモアキ選手も今回の状況下ではベストで走れたこと、GYタイヤの可能性を確信することができたことが収穫であった。
また、この日はレース協力を得ている和光ケミカル殿より、研究所の見学をご提案いただき、 エンジニア達はオイルの知識についてすばらしい知識を得ることができました。ありがとうございました。
6月7日(日)決勝
レースは晴れのコンディションとなり路面温度が上がることから、タイヤには厳しいレースとなりそうだ。 前回の岡山はタイヤのセットミスで、3週目以降タイヤがグリップせずに順位を落とす結果となったが、今回は予選こそ厳しい状況に陥ったが、前回のミスは犯さない!目指すは一つでも順位を上げることのみである。
スタートが切って落とされた。20位からのスタートとなったトモアキ選手だが、好スタートを切り、なんと一周目のヘアピン時では17位まで順位を上げ一周目の最終コーナーに向かう。しかし、この一周目の大混戦で他車と接触し、足回りにダメージを受けてしまった。
ハンドリングがおかしい状況下、トモアキ選手はすばらしいアタックを繰り返し、周回を重ねるごとに順位を上げていく。 しかし、アライメントが狂い限界が来たタイヤはグリップを失い最終の10周目、12位でヘアピンを立上がった時にコースアウト!
すばらしいコントロールでコースに戻るも後続3台に抜き返され15位でフィニッシュとなった。 優勝は今回ダントツの速さを誇ったOTGの服部選手がポール to ウインの横綱相撲を見せ、王者谷口選手を破り、GYタイヤでの初優勝をもたらした。
チーム コメント
今回も練習初日にアクシデントに見舞われるというスタートとなりましたが、エンジニアとドライバーは現地での最大のパフォーマンスを見せようと夜遅くまで悩み、会話を繰り返し最後まで戦ってくれました。
毎回メンバーも変わる中、一つの目標を必死で追いかけてくれたエンジニアのみんなを誇りに思うとともに、店舗に帰ってもこの経験を活かしてお客様のお車を丁寧にベストコンディションに保つことを皆に広げてほしいと思います。
結果は15位で終わりましたが、ブレーキ(ディクセル)の信頼性、タイヤ(GY)の可能性が確認でき、今後のレースシーンにて上位を狙えることが証明されたレース結果となりました。
参戦が進むほどに他チームとの経験差を実感することになっていますが、参戦初年度で 「86で苦労も努力も№1」のスローガン通り、日々成長していきますので、今後も応援を宜しくお願いします。
前回ニュースペック(Vスペック)を投入したGYタイヤのお膝下、富士スピードウェイで迎える第3戦、大阪トヨタ86レーシングチームも気合を入れて臨む為、6/2に先乗を行いテスト走行に臨む。
しかし、早くも慣らし走行が終わった練習走行の2枠目早々でマシントラブルが発生! 駆動系の修理をせざるを得ない状況になる。
またもや予想外の展開である。結局、テストで予定してあったメニューをこなせずに事前練習が終了した。
6/3(水)はパーツの調達に時間を使い、修復作業は夜遅くまで行うという波乱含みの展開で第3戦のレースウィークに突入することになった。
6月4日(木)レースウィーク初日(練習走行)
今回挑むプロクラスのエントリーはなんと43台、我チームが上位に食込むためには、予選での上位獲得が第一関門となる。
事前練習でのマシントラブルが響き、テスト課題を消化しつつセッティングを煮詰めることに集中するが、走行を重ねるごとに気になる他チームのタイム。
我チームは持込みセットの状態が良かったのか?練習走行で好タイムをたたき出すも、トップとのタイム差はまだ詰まらない状況で初日練習走行を終了した。
6月5日(金)予選前日
前回同様、エンジニアの一番忙しい日である。
今回は本部1名、店舗からは初参加の1名を含む3名のエンジニアが参加している。日頃の恵まれた整備環境と違い戸惑いながらも懸命に整備を続けるエンジニア達。
パドックは各チームのアイデアや工夫が満載で自動車に関わる仕事をしている者にとっては、観ていてとても楽しい部分でもある。観戦に来られた折にはこういったところも楽しむポイントになるので、興味のある方は是非観て行ってほしい。
気になる走行タイムについてだが、2日目は練習走行枠が無く、専有走行1回のみという悩ましい環境の中、各チームはタイムアタックを開始する。
結果、同じGYタイヤを履く服部選手がダントツの速さを見せたのだ!何かまだ考える余地はある。
エンジニアとトモアキ選手は不安を隠せないまま、予選を迎えることになった。
6月6日(土)予選
使用するタイヤセットに最後まで悩みながらも、エンジニアは他チームにないセットで予選を戦うことを決定する。
トモアキ選手は予選トップの服部選手に続きコースイン!アタックを2度行うもタイムは思うように伸びない。決勝でのタイヤの摩耗を考えアタックを切上げた。
予選での好位置がかなわず20位/43台中で終了した。予選トップは前日の専有走行でダントツのタイムを叩き出した服部選手が獲得した。ダントツの強さを誇る王者谷口選手を余裕で抑えきったのである。「GYタイヤは進化した!」ことを実証してくれたのである。
我々の予選結果は、タイヤセットが裏目に出た結果であったが、トモアキ選手も今回の状況下ではベストで走れたこと、GYタイヤの可能性を確信することができたことが収穫であった。
また、この日はレース協力を得ている和光ケミカル殿より、研究所の見学をご提案いただき、 エンジニア達はオイルの知識についてすばらしい知識を得ることができました。ありがとうございました。
6月7日(日)決勝
レースは晴れのコンディションとなり路面温度が上がることから、タイヤには厳しいレースとなりそうだ。 前回の岡山はタイヤのセットミスで、3週目以降タイヤがグリップせずに順位を落とす結果となったが、今回は予選こそ厳しい状況に陥ったが、前回のミスは犯さない!目指すは一つでも順位を上げることのみである。
スタートが切って落とされた。20位からのスタートとなったトモアキ選手だが、好スタートを切り、なんと一周目のヘアピン時では17位まで順位を上げ一周目の最終コーナーに向かう。しかし、この一周目の大混戦で他車と接触し、足回りにダメージを受けてしまった。
ハンドリングがおかしい状況下、トモアキ選手はすばらしいアタックを繰り返し、周回を重ねるごとに順位を上げていく。 しかし、アライメントが狂い限界が来たタイヤはグリップを失い最終の10周目、12位でヘアピンを立上がった時にコースアウト!
すばらしいコントロールでコースに戻るも後続3台に抜き返され15位でフィニッシュとなった。 優勝は今回ダントツの速さを誇ったOTGの服部選手がポール to ウインの横綱相撲を見せ、王者谷口選手を破り、GYタイヤでの初優勝をもたらした。
チーム コメント
今回も練習初日にアクシデントに見舞われるというスタートとなりましたが、エンジニアとドライバーは現地での最大のパフォーマンスを見せようと夜遅くまで悩み、会話を繰り返し最後まで戦ってくれました。
毎回メンバーも変わる中、一つの目標を必死で追いかけてくれたエンジニアのみんなを誇りに思うとともに、店舗に帰ってもこの経験を活かしてお客様のお車を丁寧にベストコンディションに保つことを皆に広げてほしいと思います。
結果は15位で終わりましたが、ブレーキ(ディクセル)の信頼性、タイヤ(GY)の可能性が確認でき、今後のレースシーンにて上位を狙えることが証明されたレース結果となりました。
参戦が進むほどに他チームとの経験差を実感することになっていますが、参戦初年度で 「86で苦労も努力も№1」のスローガン通り、日々成長していきますので、今後も応援を宜しくお願いします。