Vol.07 TGR 86/BRZ Race 2015 富士スピードウェイ
2015.09.30
9月24日(木)練習走行
今シーズン2回目となる富士スピードウェイでのトライ。
今回も新しいメンバー2名が加わり、前回の惨敗の屈辱を払拭するために引継ぎも兼ねた事前のミーティングを行い乗込むことになりました。
本戦前の事前練習は雨で流され861号車はぶっつけ本番で挑む形になったものの、レースウィーク初日のタイムはまずまず。
考え抜いてセットした持込み時のセッティングは良好である。 翌日は雨模様のためレインセッティングに変更し初日を終える。
9月25日(金)練習走行
朝から雨。雨の中ではエンジンパワー不足による影響は少ない。
861号車も第4戦菅生で始まったエンジンのパワーダウンについては原因がつかめない状況(エンジン個体差?)である。
車体はイーブンのはずのワンメイクレースの中にあっても個体差が発生するのが現実。
そこが逆にエンジンをチューニングできない86/BRZレースの難しいところである。
路面が濡れた状況でアクセルを踏込むとスリップを起し車両のコントロールが難しくなる。
すなわち、エンジンパワーに頼った走行は出来なくなります。そんな状況下、トモアキ選手は絶妙のマシンコントロールを見せ、全体でのトップタイムを叩き出した。
エンジンに戦闘能力があるとトップが見える。ウエットコンディションであるが、今シーズン初めてのトップタイムで希望が見えた。
しかし、喜びもつかの間、今回もトランスミッションに不具合が発生し緊急作業、エンジニアはコミニュケーション良く作業を行い2日目を終了。
ジャッキアップでのトランスミッション脱着はかなりハード!!
しかも2年次の白倉さん(吹田店)にとっては、初めての作業にチャレンジ。
先輩の松永さん(生野店)について、しっかり作業に取り組んでいました。
9月26日(土)予選前日
この日の86/BRZレースプロクラスの走行メニューは専有走行1回のみ。
昨日好調のウエットコンディションからドライコンディションでの走行となり、エンジンパワーに不安を抱えるチームとしては、ストレートのタイム差を埋めようとセッティングの工夫に取組む。
しかし、決め手が見つからないまま専有走行の時間をむかえる形となり、トモアキ選手のドライブにゆだねるも、結果は22位と沈むことになる。
走行をミスなく終えたトモアキ選手も何とも言えない表情を見せる。ここ数戦レースウィークが進むにつれ、エンジンパワーが低下する現象に悩まされている。
エンジンの個体差なのか?それとも何か故障を抱えているのか?TRAにエンジンチェックを申し入れ確認するが、原因不明の中、エンジニアは頭を悩ませながら、明日の予選に備え最善のメンテナンスを行う。
9月27日(日)予選・決勝
今回の86/BRZレースプロクラスは1DAY開催である。午前中に予選を行い、午後から決勝レースを行う。
エンジニアは前夜のメンテナンスの結果に望みを託しながら、トモアキ選手のドライビングを見守る。
トモアキ選手はエンジンのパワー不足を補うべく前方車の真後ろに付き風の抵抗をなくすスリップストリームを最大限に使う作戦で上位チームの後方に位置取りスタートを切る。
しかし、スリップストリームの状況下でも直線では引き離されるという非常に厳しい状況で予選を終了。
26位となり前日の専有走行よりも下位に沈む。完璧なセッティングとドライビングを持ってしても、レースウィーク初日よりもタイムが遅いという結果になった。
エンジンパワーの低下がそのまま結果につながる最悪の状況で決勝を向かえる。
決勝グリットは前回レースのペナルティの10グリット降格処分を受けて、今シーズン最後尾となる36位/42台からのスタートとなる。
10周のスプリント競技となるレースにおいては、上位進出は絶望的の位置であるが、トモアキ選手は最大のパフォーマンスを見せ少しでもエンジニアの努力に答えようとレース前から集中する姿が見られる。
決勝はドライコンディションでのスタートとなるも、直前に雨がぱらつき一部のコース上が濡れた状況である。
トモアキ選手はスタートに集中しつつもコースコンディションの変化を見逃さない。周回ごとに順位を上げるトモアキ選手!最後尾近くから怒涛の追い上げを見せる。
強豪ひしめくプロクラスのレースの中で17台抜きという驚異的なレースを演じてくれた。 結果は19位に終わるものの、エンジニアと遠路応援に来てくれた方々に感動を与えてくれました。
チーム コメント
今回は戦前からペナルティ加算が決定している厳しいレースということもあり、持込み時のセッティングを大きく変更して臨んでみました。
また、ディクセル様からニュータイプのブレーキパッドを提供いただき、残り2戦を有効に戦う準備をして来ました。
エンジニアの引継ぎのレベルも徐々に向上し、現場でも直ぐに戦力になっていました。
結果は今回もエンジンのパワー不足に悩まされましたが、タイヤと足回りのセッティングはしっかり決まり最終戦に向けた明るい材料も得ることができました。
レースウィークを通してもウエットコンディションでトップタイムを計測できたことで、条件がイーブンなら勝負できるという確信を持つこともできましたし、決勝でのトモアキ選手のパフォーマンスは見事で応援を含めた参加者全員が楽しめる内容のあるレースであったと思います。
残るは最終戦の鈴鹿サーキットです。参戦初年度の集大成の戦いになります。
一番近いサーキットでもありエンジニアの研修も企画しておりますので、応援を含め数多くの大阪トヨタファンの皆様の参加をお願いします。
今シーズン2回目となる富士スピードウェイでのトライ。
今回も新しいメンバー2名が加わり、前回の惨敗の屈辱を払拭するために引継ぎも兼ねた事前のミーティングを行い乗込むことになりました。
本戦前の事前練習は雨で流され861号車はぶっつけ本番で挑む形になったものの、レースウィーク初日のタイムはまずまず。
考え抜いてセットした持込み時のセッティングは良好である。 翌日は雨模様のためレインセッティングに変更し初日を終える。
9月25日(金)練習走行
朝から雨。雨の中ではエンジンパワー不足による影響は少ない。
861号車も第4戦菅生で始まったエンジンのパワーダウンについては原因がつかめない状況(エンジン個体差?)である。
車体はイーブンのはずのワンメイクレースの中にあっても個体差が発生するのが現実。
そこが逆にエンジンをチューニングできない86/BRZレースの難しいところである。
路面が濡れた状況でアクセルを踏込むとスリップを起し車両のコントロールが難しくなる。
すなわち、エンジンパワーに頼った走行は出来なくなります。そんな状況下、トモアキ選手は絶妙のマシンコントロールを見せ、全体でのトップタイムを叩き出した。
エンジンに戦闘能力があるとトップが見える。ウエットコンディションであるが、今シーズン初めてのトップタイムで希望が見えた。
しかし、喜びもつかの間、今回もトランスミッションに不具合が発生し緊急作業、エンジニアはコミニュケーション良く作業を行い2日目を終了。
ジャッキアップでのトランスミッション脱着はかなりハード!!
しかも2年次の白倉さん(吹田店)にとっては、初めての作業にチャレンジ。
先輩の松永さん(生野店)について、しっかり作業に取り組んでいました。
9月26日(土)予選前日
この日の86/BRZレースプロクラスの走行メニューは専有走行1回のみ。
昨日好調のウエットコンディションからドライコンディションでの走行となり、エンジンパワーに不安を抱えるチームとしては、ストレートのタイム差を埋めようとセッティングの工夫に取組む。
しかし、決め手が見つからないまま専有走行の時間をむかえる形となり、トモアキ選手のドライブにゆだねるも、結果は22位と沈むことになる。
走行をミスなく終えたトモアキ選手も何とも言えない表情を見せる。ここ数戦レースウィークが進むにつれ、エンジンパワーが低下する現象に悩まされている。
エンジンの個体差なのか?それとも何か故障を抱えているのか?TRAにエンジンチェックを申し入れ確認するが、原因不明の中、エンジニアは頭を悩ませながら、明日の予選に備え最善のメンテナンスを行う。
9月27日(日)予選・決勝
今回の86/BRZレースプロクラスは1DAY開催である。午前中に予選を行い、午後から決勝レースを行う。
エンジニアは前夜のメンテナンスの結果に望みを託しながら、トモアキ選手のドライビングを見守る。
トモアキ選手はエンジンのパワー不足を補うべく前方車の真後ろに付き風の抵抗をなくすスリップストリームを最大限に使う作戦で上位チームの後方に位置取りスタートを切る。
しかし、スリップストリームの状況下でも直線では引き離されるという非常に厳しい状況で予選を終了。
26位となり前日の専有走行よりも下位に沈む。完璧なセッティングとドライビングを持ってしても、レースウィーク初日よりもタイムが遅いという結果になった。
エンジンパワーの低下がそのまま結果につながる最悪の状況で決勝を向かえる。
決勝グリットは前回レースのペナルティの10グリット降格処分を受けて、今シーズン最後尾となる36位/42台からのスタートとなる。
10周のスプリント競技となるレースにおいては、上位進出は絶望的の位置であるが、トモアキ選手は最大のパフォーマンスを見せ少しでもエンジニアの努力に答えようとレース前から集中する姿が見られる。
決勝はドライコンディションでのスタートとなるも、直前に雨がぱらつき一部のコース上が濡れた状況である。
トモアキ選手はスタートに集中しつつもコースコンディションの変化を見逃さない。周回ごとに順位を上げるトモアキ選手!最後尾近くから怒涛の追い上げを見せる。
強豪ひしめくプロクラスのレースの中で17台抜きという驚異的なレースを演じてくれた。 結果は19位に終わるものの、エンジニアと遠路応援に来てくれた方々に感動を与えてくれました。
チーム コメント
今回は戦前からペナルティ加算が決定している厳しいレースということもあり、持込み時のセッティングを大きく変更して臨んでみました。
また、ディクセル様からニュータイプのブレーキパッドを提供いただき、残り2戦を有効に戦う準備をして来ました。
エンジニアの引継ぎのレベルも徐々に向上し、現場でも直ぐに戦力になっていました。
結果は今回もエンジンのパワー不足に悩まされましたが、タイヤと足回りのセッティングはしっかり決まり最終戦に向けた明るい材料も得ることができました。
レースウィークを通してもウエットコンディションでトップタイムを計測できたことで、条件がイーブンなら勝負できるという確信を持つこともできましたし、決勝でのトモアキ選手のパフォーマンスは見事で応援を含めた参加者全員が楽しめる内容のあるレースであったと思います。
残るは最終戦の鈴鹿サーキットです。参戦初年度の集大成の戦いになります。
一番近いサーキットでもありエンジニアの研修も企画しておりますので、応援を含め数多くの大阪トヨタファンの皆様の参加をお願いします。